結果報告 ― 2012/03/17 00:44
結果報告のみ・・・全員、第一志望校に合格。
ローカルメディアが取材に集まるM校(とりあえず北海道一の高偏差値校)から順に廻ってきました。
毎年のことながら校門あたりには予備校の資料袋を渡す業者さんがいっぱい。笑ってしまったのはM校では大きな文字で
「東大合格ライン・・・」と書かれていて、次のm校(中堅進学校)では
「北大合格ライン・・・」と書かれている。どちらも同じ予備校のチラシだ。
あぁ、これだから嫌になる。
教育だ、何だと言っても金儲けの道具、親の弱みに付け込んでいるんだよね。
騙されないで〜、みなさん。
裏があるのです、ウラが・・・。
2011年度仕事納め ― 2012/03/15 22:23
今日は札幌市の公立中学校卒業式。そして明日は公立高校の合格発表。最近は私立高校の希望者も増えてきた。でも、やはり難関校は私立の数校をのぞいて公立が圧倒的だ。難関、中堅に合格する生徒はほとんどが私立に行ったとしてもほとんど授業料免除の特典が保証されている。
今回、高校へ進む子供たちは私にとっても一つの節目になる生徒たちだった。小さな塾とはいえ、体力的にも少しずつ厳しくなってきていることを私自身、感じ取っていた。私の末娘も
大学を卒業するので子育ても一段落。塾の形態を変えようと数年前から準備してきた。新年度からは完全個別指導のみ。また小学生は全て断ることとした。
3年前にそれらを決意して個別指導以外はお断りしてきた。昔、近所の中学生の勉強を見たことがきっかけでいつの間にか、学習塾として100名を越えるまでになってしまったけれど・・バブルも終わり、ようやくまた子供たちとじっくり向かい合いながら原点に戻れるだろうか?
30年近くも続けてきたのだから昔とは全く同じはずはないし、同じであってはいけないと思う。戻るのではなく、私にとっても新しい一歩になる。
毎年、卒業する生徒たちの保護者にメッセージを書いている。生徒たちにはそれぞれ手書きで・・今年は3月1日に渡した。さてさて、明日は高校の合格発表を見に車で一回り。自分の目で確かめて2011年度の仕事納めだ。
思春期の傷 ― 2010/08/07 16:45

長いこと学習塾の仕事をしてきた。まさか、ここまで長くそして深く携わることになるとは思わなかったし、子育てと同時進行してきた月日を振り返ると後ろからの支えなしには続けられなかった。
「子供が好きなんですね。」とか「教えることが好きなんですね。」なんてよく言われるけれど後者は自分でもそうなんだと思い込んでいたふしがある。
しかし、今になって思うのはたとえそれが事実だとして小学生から中学生、特に多感な思春期の子供たちとつきあうということは本当に大きな責任を担っているということである。
そのことの大きさを知らずに金儲け主義に走っている学習塾がどれほどあることか・・。
確かに志望校合格という目標は達成してあげたい。けれど大切なのはその道のりをさりげなく共に歩むこと。時には大切な一言を口にし、時にはただそばに寄り添う。将来、困難な状況におかれた時、子供の頃出会った大人たちの記憶が支えになるという経験は誰にでもあるのではないだろうか。
10年以上も前の生徒の一人。見た目にも可愛い、いつも笑顔の愛らしい子がいた。箸が転がってもおかしい年頃というが、それほどよく笑う子だった。努力家で部活動も勉強も真剣に取り組んでいた。春には無事、第一志望校合格。中堅進学校入学後には成績もトップクラスと他の子から聞いた。演劇部に所属して活躍・・・「さすが!」と愚かにも私はまるで自分の手柄のように喜んだ。
夏休み、やはり私の塾に通う妹を迎えにお母さんと来た。
「元気だったぁ?」と言ったあとに腕がすっかり細くなっていることに気付き、驚いた。言葉が見つからず、思わず「一杯食べなさいよ。」と言ってしまった。まさに失言。
拒食症になっていたことをあとから知る。入院、退学・・。
今年の2月頃から様子がおかしくなって心配している子がいる。入学当時から非の打ち所がない状態。成績はオール5。性格も穏やか、結構きわどい冗談も言い、生徒会でも頑張る。
ところが急にまさに急に笑顔が消えた。勉強にも身が入らない。心、ここにあらずという感じでぼーっとしている。その内、欠席が増えた。元々、完璧などというものはあるはずもなく、もしも、それに近い状態が続けばどこかが壊れる。
お母さんと電話で話す・・・生徒会の仕事がきつくて息切れ状態だと言う。本人に代わり、
「塾を休むことや少し休憩を取ることは、ちっとも恥ずかしいことじゃないよ。それに悪いことじゃない。疲れた時はお風呂に入って眠ろう。時間はいっぱいあるからね。」
電話の向こうで泣いていた。
夏休みも始まって少しずつ笑顔が戻ってきた気がしていた昨日。彼女の左手首にたくさんの傷を見た。胸が締め付けられた。ここまで追い込まれていたんだ・・・。でも、隠さずに半袖のTシャツを着ている彼女。
こうなる原因は何かなどと論じるつもりはない。「どうして?」と聞いたところで本人たちにもわからない。「どうして?」はタブーなのだ。誰が悪いのでもない。確かにこの二人に共通点はある。一人は拒食、一人はリストカットという形で表れた。
今、私が出来ること。心の中で言いつづけようと思う、「大丈夫だよ。」と。

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