Mother's Day ― 2012/05/15 23:52
それでも好き ― 2012/01/21 22:58
ここ数年、ここ私の居住区である札幌南区(支笏洞爺国立公園寄り)では暮れから新年にかけてどさっと大雪が降り、雪祭りの雪像作りが始まる頃には一段落するパターンになっている気がする。例年、やってくる「ドカ雪」は静かに静かに降り続き、恐ろしささえ感じるのだが、このところ、そこまでひどい雪は無いように思う。
先週、岩見沢で例年の2倍の降雪量を記録し、その後、測量不能状態だった。
友人に聞くと積算ですでに7〜8メートルだそうだ。ニュースでは過去最高の昭和42年を越えるとのこと・・・そう42年の時の雪はすごかった・・・。
小学校卒業間近で引っ越しした私は、度重なる転校が嫌で隣町までバスで通っていた。隣町と言っても地方の田舎町。
山間の町、夕張の近くである。登校の為、バスに乗っていると雪が激しさを増してきた。学校に着くと誰もいない。私に気づいた担任の先生が「今日は休校だ!」と冷たく一言。それならとバス停に向かうが時すでに遅し、バスもストップ。結局、友人宅に泊まらせてもらった。
数日後、やっと列車だけは動き出し、帰ることができた。ところが・・降りたのはわが家からかなり離れた無人駅。下車したのは私と背の高いおじさん
二人だけ。そして驚いたことに積雪は2メートル近くもあり、とても歩ける状態ではなかった。夕暮れも近づき、心細くて泣き出しそうになっていた。と、そのとき、猛然とそのおじさんが腕で雪を掻き出し掻き出し私の前を歩いてゆく。そして私に
来い!と手招きするのだ。
失礼だけれど「う〜う〜。」とうなるだけのおじさんがちょっと怖かった。でも必死でついていった。除雪された道に出られてから私はきちんとお礼が言えただろうか?
母の待つ家まで駈けていったことは覚えている。のちに助けてくれたおじさんが実は耳が聞こえず、話すことの出来ない聾唖者だったことや住んでいる場所も分かったので母とお礼に伺うことができた。
雪にまつわる思い出話である。でも私は雪が好き。特にたくさん雪が降ったあとの青空がたまらない。
楽しみ・ひとつ・キエタ ― 2011/08/10 23:51
この数ヶ月、楽しんでいるものの一つにラジオがある。インターネットでRADIOが聴けるようになったからだ。その名もRadiko.jp。居住区が山間のためFM放送はノイズが入って聴きづらいし、申し訳ないが地元(札幌)
ローカル放送はつまらない。
思えばラジオとの付き合いは中学時代から・・。時は深夜放送ブーム。初めてのラジオは真空管ラジオで叔母からのお下がりだったが、本当に感度が良くて真夜中、色々な地域の電波をキャッチして遊んだ。深夜放送ファンやFMfanなどの雑誌も購入していたなぁ。集中できたかは疑問だけれどお陰で勉強だけは良くしたと思う。寝不足状態が続いていたから今にして思えばラジオをつけない方が効率よく学習は進められたはず。でも暑い夏、ラジオを聞きながら机に向かう時間は最高だった。外がうっすらと明るくなると目を覚ます為にお気に入りの場所まで
自転車で突っ走る。あぁ、あれが私の青春だった。
そしてRadiko.jpのお陰でTBSラジオやNippon放送が好きなだけ聴ける。
ところが!今日突然、私のRadiko
のエリアがHokkaido.japanを示し、地元の放送しか聴けないではないか!なぜ??実は本来あるべき形になっただけらしい。私の契約するプロバイダーのAsahi.netでは今まで札幌にいてもTokyoエリアを識別していてくれたのだがそう甘くはなかった。仕方ない。
もう一つ楽しんでいるものがある。こちらはiPadで。iコミュラジといって各地のコミュニティラジオが聞ける。最高に良いのが湘南FM。選曲が抜群だと思う。しゃべりも多すぎず軽く聴けるのが良い。
さらにおまけ。iPadで映画。チラチラ観ながらキッチンに立つ。「ながら」で洗い物をしたり、野菜の皮をむいたり・・・あはは、これじゃ、ラジオを聴きながら勉強していた頃と変わらない。どちらにしても文明の利器、ありがたく楽しませていただこう。それにしても関東圏のラジオが聴きた〜い!
あんた ― 2011/06/14 10:50
小さい頃から引っ越しを重ねた。就学前、越した家の隣は私より一歳上の女の子を頭に三姉妹が住んでいた。考えてみると小学校一年生のKちゃん。私から見るととっても大人っぽく感じたのだから笑える。
引っ越すたびに新しい人間関係を造ることになる。大人が思っている以上に葛藤があり、プレッシャーがある。
ある日、勇気を出してKちゃんに声をかけることにした。そう、遊びたかったのだ。さて、名前も分からない。なんて声をかけようか・・・悩んだ末に私は「あんた!」と呼びかけたのだ。就学前のチビが一年先輩に・・。
返ってきた言葉。
「わたし、アンタって名前じゃないよ!!」
怖かった・・その後、仲良く遊ぶには遊んだがそこで暮らす3年近く、彼女にはいつも気を遣った。小さな子供世界にも立派にコミュニティがある。その経験から転校するたびに空気を読む癖がついたように思う。
写真は本文と無関係です(笑)
体力の休日 ― 2011/05/04 00:05
今日からまた、3連休。
7月の末にあるコンサートチケットを受け取りにローソンまで自転車を走らせた。緩やかな坂が続いているせいか、私の体力が衰えたせいか、往復一時間以上もかかってしまった。その上、受け取りは明日以降であることが判明。
帰宅後、頼まれていたチラシをIllustratorで作成。
座る仕事が多いと歩数がはかどらない。実は昨年秋から万歩計を持ち、データを取り続けている。というわけでウェンディとお散歩。珍しく夫も一緒に。(いつも散歩につきあわないことへ不満たらたらだからかな?)
まずは近くの豊平川沿いに十五島公園まで。吊り橋から雪解け水と数日の雨で水かさの増した川を見下ろす。いつもならたくさんの鴨がいるけれど、今日は一羽もいなかった。
ちょっと遠回りをしようということで果樹園の並ぶ通りを歩くことにした。普段は車で一気に走る道をぷらぷら歩いてみると道の脇に「ヒトリシズカ」を発見。やっぱり歩くのは楽しい。
家までもう少しというところにある落葉樹林の中に入るとカタクリの群生。なんと白いカタクリが咲いていた。初めて見る。
午前中の自転車、午後の散歩。一万歩はゆうに越えて今日は体力増進の一日だった。私よりウェンディが疲れ切って寝てばかりいる。
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